まさかのま。

出戻りメンヘラのハイテンション生態記録。

都心、盆地からのお上りさん。

本日のBGMは宇多田ヒカルのあなた。

あなた

あなた

 

「あっつ…」

12:30の渋谷、スクランブル交差点を見下ろす井の頭線の連絡通路で呟いた。

   久しぶりに渋谷に来たような気がしてスクランブル交差点を、観光客のように写真に収めてみる。そしたら不意に気配を感じて振り向いた。

「あのー…」

「スミマセン、Ah…」

   どういうことだ。日本人女性一人と外国人少女3人。日本人がいるというのに日本語を話してくれない。外国人の人も戸惑ったようにスマホを握り締めるだけ。

「あのー、えっと…写真…」

と、日本人女性かやっと日本語を口にしたので察した。恐らく留学か旅行かで来た三人の外国人少女達とお世話係的な感じの日本人なんだろう。

「ああ、写真撮りましょうか?」

   先日の英語の授業で既に英語慣れしていたので特に苦もない。そして外国人少女はそう、それが言いたかったのに忘れちゃったとぽそり。いや、英語伝わるから言うてや。それとも日本語勉強して英語忘れたんか。それは勉強熱心でよろしい。

   まあ、会話しててどうやらアメリカ人らしいが、そのお世話係さんらしき日本人女性も入れて写真撮影。チェックして、と確認とってもらったら大丈夫そうだったので、笑顔でサヨナラグッバイ、ハヴァナイスデイ。

   先日手に入れたジャンク品のカメラを試そうと原宿で撮影でもしようと思ってたから持ってきたんだけど、シャッターを切る度に順調にカウンターが進んでいく。適当にマクドで私的最安値で昼食を済ませてとっととキャットストリートへ向かった所で違和感に気付いた。

「…あれ?」

   シャッターが切れない。カウンターも止まったままで、フィルムも巻かれてくれない。どういうことだ。蓋を開けたりしてみてもわからない。巻き取りシステムも動いてくれない。

「 はあ?折角ここまで来て?」

というのが本音。キャットストリートの一番好きなたこ焼き屋さんの前で立ち尽くし、途方に暮れた。じめじめして肌に貼りつくワンピースの布を剥がして溜め息。そしたら少し音がしてフィルムを巻き取り始めた。8まで進んだカウンターは、スタート地点であるSになっていた。マジか…。

    美容院の予約までは約1時間。裏原へ向かってからまたキャットストリートへ戻ってきて、トイレを探して表参道ヒルズに入ってみたりして暑さをしのぐ。

「……」

   熱かった。休憩スペースのベンチでカメラを触ったら明らかな異常を感じた。その根源は電池。ヤバい、と直感して慌てて電池を取り出す。火傷しそうなほどに発熱した電池を冷ましながらカメラのボディーに異常がないかを確認する。コイツだったのか。でも電池は逆向きに入れたりしていないから、ショートしたかやはりジャンク品で電池の接触関係に不具合があったのか。

「フィルムの無駄遣いってやつ?」

   もう数枚撮れただろうに、と思いながらも諦めた。後はこのフィルムを巻き取ってケースに入れてとりあえず写真として撮れてるものがあるのか、現像に出す。カメラは仕方ない。ダメ元で買ったものだったから。

「いらっしゃいませ」

   約束の14:30よりも早く美容院に着いた。あれだけ時間潰ししておきながら。マッシュショートの、若干面長だからAラインというか全体的にひし形のフォルムを作らないとバランスがあまり良くない。なので程よく丸みがあって、ていう感じで話しながらお願いしてやってもらって、襟足はバリカンで剃って軽いツーブロック。ああ、ツーブロなんてまた奴とお揃いが増えてしまったと一人思いながらも、私の欲しいお揃いの物は当分手に入りそうにない。

   仕上がりは最高。マッシュショートはマッシュショート。それにしてもマッシュすぎて、なんていうかもうキノコホテルのマリアンヌのなんとかみたいな?

    ラフォーレのトイレの鏡でその仕上がりを見て改めてそう思った。でも後ろから見たときのフォルムは綺麗な一直線を描いている。うん、綺麗だ。ラフォーレでは、珍しくiPhoneのSEや5に対応するサイズのハードケースを見つけて店員のお姉さんと長話してしまって、買ってしまった。定期も入るやつ。鏡まで付いてる。これで少しは私の女子力とやらも上がるのだろうか。

「そんなことよりなんでゴンチャもどこもかしこもタピオカは行列をなしているのか議論したい」

   くらい、私はタピオカを欲しているのに行列しかない。行列なんか並んでられるか。誰かと一緒ならまだしも、一人でこんな暑さの中フラフラ並びたくない。行列に並んでパニックを起こしたこともある。危険地帯だ。やめた。地元のショッピングモールのクレープ屋さんのタピオカでいい。春水堂だって行けたら行きたかった。

    帰りの井の頭線が異様に怠くて、吉祥寺からまた盆地に帰っていくのが異様に怠い。今日はタピオカ飲んで野菜炒め作ってすぐ寝よう。奴はバイトだし明日は研究室行って課題をこなし、また中間発表用のスライドを作りながら検証をしなければならない。

    研究室での作業は好きだ。ただし隣り席の後輩から逃げたくなることがある。その度に私はヤニを喰らってカフェオレを取り込んで一人カラオケを喫煙所でする。わりと気が紛れるもんだ。

「ね、いい青空でしょ」

   そんなことを言いたくも、事務所で仕事をしてる奴が空を見るのは夜だから意味はない。だからやっぱりタピオカ飲んで帰ろ。丸いものが好きで仕方ない。

   そういえば、奴がいつも部屋着で着てるスポーツウェアのズボンの店舗をたまたま裏原で見つけた。だから写真撮って送ってみたら今返事きた。

「なんで俺がそこのズボン持ってるの知ってんの!?」

   可愛い奴め。彼女を馬鹿にするなよ、毎日貴方履いてるじゃないの。そのブラジル色強い店舗の写真も一緒に送ってあげるよ。黄色と緑で塗り固められたコンクリートの建物。サッカー大国ブラジルのブランドですから。

 

 

mkts

 

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